昨日、思いつきで決めたしぶんぎ座流星群の天体観測に、結局、ゼミのメンバー10人が集り、2台に乗り合わせて裾野インターを目指した。
車内には笑が溢れ、出掛ける楽しさと願い事を叶えたい気持ちが更なり盛り上がりは最高潮だった。
そんな中、私は時折、上の空になり昨日の夢を思い出していたーー
ーー今朝、目がさめた時……
私は仰向けのまま天井に手を伸ばしていた。
そして、何とも言いようのない、心地良さが残るリアルな夢だった。
あれが夢?
夢でしかなかったことを
ただただ残念に感じていたーー
制限がありつつも、自由に行動出来る私達は幸せなのだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。