第3話

🍀
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2018/01/03 10:38
教室での先生の挨拶も終わり、体育館に移動した私たちは長々と続く祝辞を聞いていた。
まだ覚えてすらいない校歌を先輩達が歌い上げ、式は終わりを告げる。


どうやらこの次は部活紹介のようだ…
たくさんの部活が紹介されていく中、私は部活に入るかどうかを悩んでいた。


そんな時間も過ぎ去り、私たちはまた教室へと戻される。
秀哉
秀哉
ねぇ…ねぇってば!
あなた

…!私にいってるんですか?

秀哉
秀哉
他に誰がいるの?笑
そう言ってフッと笑う。
あなた

なんですか…?

秀哉
秀哉
部活、何入るの?
あなた

分かりません…
入るかどうかも。

秀哉
秀哉
そっか…
私が最大限に出している話しかけんなオーラに気づいたのだろうか…


彼はそれきり話しかけては来なかった。







この人と話してると、何故だか落ち着かない…


きっと、目立つからだろう。







《 キーンコーンカーンコーン 》


学校が終わる合図が鳴り響く。
クラス全員
さようなら!
その言葉と同時に生徒は解き放たれる。


女子が一目散にこちらに向かって駆けてくる。





目的は…そう、隣の彼だ。
女子
秀哉くんですよね!?
女子
カッコいい…
この騒ぎに巻き込まれたくなかった私は、急いで片付けて帰ろうとした。
秀哉
秀哉
あなたちゃん、バイバイ
突然だった。


彼がそう言ったのは。
女子
ぇ…誰?あの子
あぁ、私はこうなることを恐れていたんだ。


この人はなんで私にバイバイなんで言ったの?


正直すごく迷惑だった。


出会ったその日からだった。


彼を嫌うようになったのは。

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