第4話

🍀
135
2018/01/03 15:18
あぁ、私の高校生活終わり。


あいつのせいで目立ってしまった。


明日からどうしようかな…


女子の目が怖い。
あなた

うん…
夢かもしれないから寝よう。

そう言って寝た次の朝、私は起きて夢じゃない事を実感し、絶望感溢れる登校をした。


私が教室に着いた時、まだ彼はいなかった。


いないことに少し安心しながらも、私は席に着く。
もえ
もえ
ねぇ、あなたちゃんだっけ?
あなた

はい…?

もえ
もえ
秀哉くんと知り合い?なの…?
あなた

いえ…

もえ
もえ
んーと、私ちょっと黒板近すぎて見えないんだよね。
だから、席変わってくれない?
あなた

どうぞ…

席が近くて見えないってなんだよ笑


まぁ、あの人の隣めんどくさそうだし…


丁度良かった。
秀哉
秀哉
ねぇ、なんで君が隣なの?
もえ
もえ
え…?
秀哉
秀哉
あなたは?
もえ
もえ
天野さんが。席…変わってほしいって言うから、
は?


いやいやいや、言ってきたのお前だろうが
秀哉
秀哉
そうなの?天野さん
あなた

ごめんなさい、記憶にないです

もえ
もえ
は?
秀哉
秀哉
なんで変わったの?
あなた

黒板が近すぎて見えないらしいです。

秀哉
秀哉
あぁ、それならしょうがないね。
もえ
もえ
そうですよね…!
秀哉
秀哉
じゃあ、変わって貰って正解だね。
ごめんな、何も知らずに
もえ
もえ
全然!大丈夫です!
あぁ、馬鹿だな…


これだけのことで頰を染めてる。
秀哉
秀哉
ねぇ、祐。
祐
お?おう。
秀哉
秀哉
席変わって?
祐
あー、いいよ。
は?なんでこの人また隣に来るわけ?
あなた

あの…

秀哉
秀哉
ん?
あなた

なんで私に構うんですか?

秀哉
秀哉
気になるからだよ。
あなた

はぁ…

やってられないという思い、私は教室を後にした。
秀哉
秀哉
好きだから…
彼がそんな独り言を呟いていたとも知らず。

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