どーしよ…
気になる人は、あなたですって?
言えるわけない!
あぁぁぁ、
よし、うまくごまかせた?
ん?なんか寂しそう?
もしかしてシルクは私のことが…
いや、そんなわけないかw
ってかシルクは好きな人いるのかな?
思い切って聞いてみよう…
好きな人いるんだ…w
ん?なんか胸が苦しい…
かわいくておもしろい…
私の頭に浮かんできたのは…
ロイちゃん…??
やっぱり…
ロイちゃん…か、
かわいくて頭良くて性格よくて
おもしろくて、運動できて
シルクたちと幼なじみで…
私が勝てるところひとつもない…
シルクが好きになって当然の様な
完璧な子なのに…
私ロイちゃんと友達なのに…
なのに…
なんでこんなに恨めしい気持ちが
わいてくるの?
ロイちゃんがいなければ…
そんなこと思ったらいけないのは分かってる
けど…
悔しさで胸がいっぱいになった…
涙がこぼれてきそうで
私はシルクの家を飛び出した
あなたのハンカチが落ちていた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!