第8話

唯斗
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2018/01/10 05:36
俺は小学校からバスケを始めて、中学生になったらレギュラーを掴むことが出来た。そんな俺とは違ってあなたは中学生になってからバスケを始めてあまり上手ではなかった。でも、練習の時は人1倍声を出して、誰がどう見ても1番頑張っていた。しかも、朝1人で体育館に来てだれよりも努力していた。そんなあなたにいつの間にか惚れてたんだと思う。
そして、あいつが1人の時に告白した。そうしたら振られた。しかもあなたはすごく動揺してその日はずっとソワソワしていた。だからメッセージを送った。そうしたら、仲良くなった気がして嬉しかった
さらにあなたはレギュラーになったみたいで、本当にすごいと思った。そして、3年生の最後の大会が近づいた時に、あなたの動きに異変を感じた。いつも、元気に走り回っているがその日はいつもと違い足をかばっているようにみえた。あなたに聞いてみるとやっぱりけがしてたみたいだ。しかも痛みは酷くなっているという。それなのに最後の大会は絶対出たいと言いきった。俺を頼ってないのがくやしくて強く当たってしまった
それから、あいつから話しかけることもメッセージも送らなかった
だけど、あいつには無理させたくない。だから、女子バスケ部のキャプテンに話した。キャプテンは支えるって言ってるし、俺は必要ないと思った。
だから、この恋に蹴りをつけようと思った。
でもそんなことはできなかった。けがで絶対に痛いはずなのに、
朝練はだれよりも早く来て一生懸命やっているし、放課後も空いた時間はだれよりも努力していた。そんなあなたを俺は本気でかっこいいと思った。
女子は後一歩のところで負けた。やっぱりあなたのけがはひどくなって終わったあと、あなたは立つことも出来なかったらしい。
試合が終わったら声をかけようとしたが、だれよりも悔しそうになくあなたの姿を見たら声なんてかけられなかった
メッセージを送ろうか悩んだものの、送れなかった。
しかし、あいつからメッセージがきた。仲直りが出来て本当によかった。
しかも、あいつから唯斗って呼んでもらえるようになってむっちゃ嬉しかった、

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