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第12話

60
2018/10/13 02:33
涙が止まらなかった。
こんな顔じゃ家に帰れないと思って近くのバスケットゴールのある公園に来ていた
意地でもバスケをして、みんなに認めてもらいたい。
私はみんなで強くなりたい。痛くてもやり続けるしかない。無我夢中でバスケをしていた
でも、やっぱり足が痛い。
その時
ブチッ
痛い。さっきよりも酷くなってしまった。
でもやり続けるしかない
足に上手く力が入らない
それでもやり続けた
浜上 唯斗
おい!
何してんだよ!まだ痛いんだろ?
あなた

唯斗。
痛くてもやり続けるしかないの
みんなに認めて貰うしかないの

浜上 唯斗
いい加減にしろ!!
もし、ケガが酷くなったらどうするんだよ!
浜上 唯斗
辛い時期が長くなったら辛くなるのはお前だぞ
涙で視界が悪くバランスを崩してしまった
浜上 唯斗
あなた!
大丈夫か?
浜上 唯斗
ほら。こんなに泣いて。
辛かったんだろ?
浜上 唯斗
1人で抱え込むなよ。
俺はお前の努力も1番知っている
ちょっと位は相談しろ
涙が止まらない。
でも唯斗はずっとずっと傍にいてくれて、話も聞いてくれた
浜上 唯斗
今日は泣いてもいいけど、明日には笑顔で来いよ!
唯斗は家まで送ってくれた。

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