第12話

・・・え???
271
2018/05/04 09:13
※めっちゃ飛ばします!








ついにライブが終了。
大ちゃん、山ちゃん、けーと、伊野ちゃんからファンサもらった(泣)やばいよね!
もう二人で興奮してた笑

そしてやっぱり男の人は静か。
早瀬
あの、ちょっとよろしいですか?
この人に話しかけられたのは片付けとかを終えた時。
あなた

え?は、はひ!?

早瀬
ははは、そんなに驚かなくても。
君、結構目があったよね?
あなた

え?あ、あ、はい・・・

佳奈
何この人…?(小声)
早瀬
ああ、ごめん。
僕はジャニーズ事務所新企画プロジェクトリーダーの早瀬直希(はやせなおき)です。
どうぞよろしく。
そう言って早瀬さんは名刺を取り出した。

株式会社ジャニーズ事務所  
  新企画プロジェクトリーダー
       ハヤセ ナオキ 
      早瀬 直希 TEL:○○○-○○○○


ん?なんでこんな人が私に話しかけたの?
というか、新企画ってなんだろ…
早瀬
ああ、ごめん
急に言われても驚くよね。
ただ、少し聞いてほしい話があるんだ。ちょっと別室に来てくれないか?
あなた

え?あ、あの…

そんな事を言われてもよくわからない…
そういえばみんな忘れてたかもしれないけど、今佳奈のお母さんも一緒だからね?笑
少し目くばせすると、佳奈のお母さんが口を開いた。
佳奈のお母さん
すみません、その話って長いですか?
早瀬
一応短く話す予定ですが、少し時間が遅れるかもしれません。
あ、ただ、その場合帰りは送らせて頂きます。
佳奈のお母さん
分かりました、じゃあ少しこの子のお母さんに電話してきます。
少々お待ち下さい
そう言って佳奈のお母さんが少し離れたところに行って電話をし始めた。
もう他のお客さんは誰もいない。私と、佳奈と、佳奈のお母さんと、早瀬さんだけ。

それから8分位して佳奈のお母さんが帰って来た。
佳奈のお母さん
一応今聞かせて頂いた話はすべて伝えて、お許しは頂いたので、どうぞ。
早瀬
あ、ありがとうございます!
ではご案内しますね。他のお二人もどうぞ。
そう言って私たちは早瀬さんについて行った。
…なんだろう。

早瀬さんは普通に立ち入り禁止のところへ進む。少しためらったけど早瀬さんは行ってしまうから進んだ。

3分くらい歩くと、少し広い部屋に着いた。
そこには、椅子が何脚かと、資料みたいなのがあった。
早瀬
少し歩かせてしまって申し訳ありませんでした。
どうぞお座りください。
あなた

はい…

早瀬
では早速説明させて頂きます。
恐らくジャニーズ事務所に所属するタレントは殆ど私の事を知っているでしょう。
もちろんジャニー喜多川社長もそうです。

先ほどお渡しした名刺にあるように新企画プロジェクトリーダーをやらせて頂いております。
新企画というのがこちらの資料にありまして…
そう言って資料を見せて貰った。
こうして準備がされているという事は元々誰かに声をかける事が決まってたのかな?


そして資料の表紙には

「ジャニーズ事務所 新企画『紅一点メンバー』プロジェクト ※極秘」

ページをめくると
「1.担当者 早瀬直希
 2.内容 ジャニーズグループのファンの女性をスカウト。
      今回は○月□日に行われるHey!Say!JUMPのコンサートに来ていた方を対象とする。
      ダンスレッスン、歌のレッスンなどをジャニーズタレントとともに行い、最終的にどこかのグループでの活動を行う。 
 3.ジャニーH.喜多川よりコメント
      はじめまして。分かっていると思うが、僕はジャニーズ事務所の社長だ。急に声をかけてびっくりさせてしまい申し訳ない。
      これを読んでいる、という事は、YouはHey!Say!JUMPのファンだな?ありがとう。
      この企画書を読んで、さぞかし驚いている事だろう。ただ、早瀬の目に狂いはない。
      君は恐らく多くの才能を秘めている。直接見ていないから分からないだろうって?
      僕は早瀬が今まで見つけてきたタレントは誰も才能を秘めているのを知っている。だから君もそうだろう。
      後は分からない事は早瀬に聞いてくれ。会えるのを楽しみにしているよ。
                                                              」





…え?スカウト?よくわからない。
隣で佳奈も佳奈のお母さんもキョトンとしている。
早瀬
最後まで読んでもらえたかな?
分からない事もあるだろうけど、簡単に言うと、昔はジャニーズにも女性はいたんだ。
あなた

そうなんですか…

早瀬
だが今はいない。ということで、もう一度女性が入ったら面白いんじゃないか、という社長の一言で
このプロジェクトは始まった。
そこで今日のコンサートでその女性を探そう、となって、私が来たんだ。
するとどうだ、隣の席に君がいた。君の声を聞いた瞬間、ピンと来たんだ。
ずっとコンサート中の様子も見せて貰ったが、君はこの大役にぴったりだ。

もちろんアンチや、反対するファンもいるだろう。
だが、そこは我々がサポートする。
ジャニーズのタレント全員、君を応援するだろう。

だから、考えてくれないか?
今日家に帰って親御さんと話し合ってくれ。
なるべく返事は早めにしてもらいたい。決まったらこの名刺にある電話番号に。
やると決まったら来週社長と会ってほしい。

…いま決まってるのはこれだけ。
一人で長々と話してしまってごめん。
でも少し熱くなっちゃって。聞きたい事はあるかな?
あなた

えと…つまり、ある期間練習をして、ジャニーズのグループに入るってことは、
今もうデビューしてるグループとか、King&Princeとかに入るってことですよね?
つまり…ジャニーズJrとしての活動とかは無いってことですよね?

早瀬
今のところ、Jr期間はなし、と考えているが、もしかしたら何らかの理由であるかもしれない。
それは君次第だね。

あ、そういえば、まだ名前を聞いてなかったね。
教えて貰ってもいいかい?
あなた

あ…あなたです。
堀内あなたです!

なんでだかわからないけど、この時にはもう早瀬さんを信頼してた。
なんとなく優しそうだから…?
早瀬
堀内あなたさん…
えーっと、この用紙に少し必要事項を書いてもらえるかな?
あなた

あ、はい、わかりました。

用紙の内容は

名前:堀内あなた
年齢:13歳
学年:中学1年生
趣味:友達と話す事
好きなアーティスト:Hey!Say!JUMP
住所:○△□市☆●◆区■▼★町 A-B-C

などなど大体15問くらい。
それを全部書いて早瀬さんに渡すと、
早瀬
…よしわかった。
取り敢えず今日はこれでいいよ。ありがとう。
帰りの車を用意するから待っててね!
あなた

分かりました!

佳奈
・・・
佳奈のお母さん
ありがとうございます。




・・・なんかすごい事になりそうです。

プリ小説オーディオドラマ