俺はテオくんの言ってることが
信じられなかった。
信じたいのに信じられなかった。
テオくんがじんたんと名前を呼ぶ前に
話をとぎった。
なんで信じてくれないんだよ…。
本当のことを言ってるだけなのに…、、
どうしたら信じてくれるの…。
俺はじんたんに聞こえないぐらい
小声で言った。
じんたんはどうやったら信じてくれるの?
教えてよ……、神様…。
じんたんの…バカ……。
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俺は1人でそんな暗いことを考えていた。
テオくんの言ってることは本当。
なの…?
もし嘘だったら…勘違いだったら…
もっと苦しくなるよ…、
それが怖いから信じられないんだ……。
テオくんの優しい言葉が
僕の心には突き刺さる。
まるで君は僕の心の中の
堕天使のように。
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〜 読者様へ 〜
予想外の結末にしてみました(=゚ω゚)ノ
次の話は付き合ったのかな?
と思いや、
じんたんがネガティブな考えに。
ほら、予想外の話も面白いでしょ?
作者より
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!