第13話

涙とお別れの言葉。【テオsaid】
2,013
2018/01/22 11:35
テオくん
はぁっ…はぁっ…はぁ…っ
じんたん…違うんだ…っ


俺はそう心の中で言った。
何度も何度も。


じんたんの家まで急いで走って行った。










─── じん【said】───
じんたん
……テオくんなんか…嫌い…。
俺は泣きながら言った。

なんの意味もない。
無意味で無機質で無感情な涙を流しながら。
じんたん
……大嫌いだ…。











─── テオ【said】───
テオくん
はぁ…っ…
やっと着いた…。
ピンポーン))))






出てくれるかな…。
じんたんお願い………。

出てきてくれ…。



ガチャ))))
じんたん
………。なに?
テオくん
じんたんごめんっ…
あれはちがっ…((((
じんたん
何がだよ…。
何が違うんだよ……っっ!!!
じんたんは俺が理由を話す前に
話をとぎり怒鳴った。
それはそうだ。

俺が女の子と一緒にいたからだ。
テオくん
じんたん……。
じんたん
俺より女の子がいいんだろ…。
そりゃそうだよね…。

異性の方が好きに決まってる…、
じんたん
だったらもうあの女の子といればいいじゃん…。
じんたん
もう俺の所になんか来ないで…っ











じんたんはそう言いなが唇をかみしめ、
涙をこらえていた。

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