第27話

偶然8-3 距離はどんどん縮まるばかり。
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2018/02/12 01:34
しんのすけ
うぉーい、おはよーぉう
あなた

ん……ぅん…

さとるん🗿
はは!まだ寝かしててええよ
眠い。けど、ここはさとるんの家。好きな人の家。『起きろ!自分!』心の中で叫んで、布団から起き上がる。
さとるん🗿
おぉ、まだ寝ててええよ?
はっ!朝からイケメンが……!
あなた

いや、もう大丈夫です。目、覚めました

しんのすけ
……なんか、寝起きの顔ブス…
あなた

………っ!

しんちゃんの方を見ると、ふふっ、と笑っている。寝起きの顔なんて、誰だってブサイクになるもんじゃないの!?てか、しんちゃん、自分がちょっとイケメンだからって、調子乗って……!
さとるん🗿
ははっ!そんな事ないやろ
しんのすけ
いや、なんか目がちょっと……
あなた

普段からこんな目やし!

私が少しムキになって言うと、余計に笑うしんちゃん。こいつ……!
さとるん🗿
ホンマに仲ええなぁ〜
親戚のおじさんみたいな雰囲気を出してくるさとるん。
さとるん🗿
あ、そや。今日は撮影やから家におらんのやけど…
しんのすけ
あー、じゃあ俺らもどっかウロウロしとく?
あなた

そうだね

人のお家なのに、ずっと居続けるわけにもいかない。
さとるん🗿
せやったら、これ、
さとるんは自分のスマホを出してきた。
さとるん🗿
LINEやってる?
私もしんちゃんも頷く。
さとるん🗿
交換しよか?
あなた

えっ!なん、で?

さとるん🗿
なんかあった時のため?
昨日みたいに、誘拐されたり、
急にぶっ倒れたりした時のためにさ
しんのすけ
あー、いいっすよ〜
何の戸惑いもなく、さとるんとふるふるするしんちゃん。えー!ちょっと待ってよ!
しんのすけ
しないの?
あなた

する……!します!

ひゃー!好きな人のLINE!絶対手に入らないと思ってたもの!手に入っちゃった!

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