3×××年。
昔は田舎だと言われ笑われたこの"町"も、
今ではすっかり便利な都会の"街"へと化した。
無人のバス・献立も考えてくれる冷蔵庫・
人と会話ができるロボット・スマホがなくてもお店の予約やショッピングが出来る機械など。
でも山や川は昔のままだ。
ここよりも便利な東京などの都会では、人が運転しなくても勝手に動く自動車が発展しているらしい。
昔は持っているだけでも羨ましがられたスマホでさえ、今は必要ない存在になってしまった。
人と人が直接話すことがほとんどない世界。
僕はこの"街"で、自分に未来を託された。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。