第3話

様子がおかしい月曜日
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2018/01/05 07:12
「あ、鏡子、今日は久々に学校行くよ」

「了解☆頑張ってね!」

と鏡子に一言告げると、私は下へ降りた。
ここ何日かは、ずっと鏡子を学校行かせていた。鏡子が受けた中間テストを見ると、かなり私の取りそうな点数(まぁまぁいい方だよ)を取っていてびっくりした。脳も一緒なのかな?

さすがに少しは学校に行かないとマズい。今週は必ず行く事に決めた。

「行ってきます」

私の行っている高校はとても近くて、3分位で着く。だから考え事をしている暇もない。あっという間に学校についた。上履きに履き替えて教室に行くと、質問攻めにされた。

「ねぇ奈子、何で昨日来なかったの?遊ぶ約束したじゃん!」

「え、昨日遊ぶ約束してたのは私だよ!?」

「私もだよ?」

え、どういうこと・・・?どうやら鏡子は多重に約束していたみたいだった。

「ごめんね、急に予定が入って・・・」

「俺昨日奈子がゲーセンにいるの見たぞ」

「ハァ?奈子、約束をほっぽり出してゲーセンにいたの!?」

「最低・・・」

「え、私そんなこと・・・」

出ていけよ、という声がクラス全体から聞こえる。私はもうイヤになって教室を飛び出した。
なんで、なんで?どうして私がこんな目に合わなきゃいけないの・・・?

家につくと、一目散に鏡子を探した。

「あれ、帰ってきてたの、どうしたの・・・」

鏡子の言葉を遮って思いっきり叫んだ

「どういうこと!? 友達と多重計画を結んで、ゲームセンターにいたの!?私みんなに最低だって、出ていけって言われたんだよ!?ねぇ・・・」

「私は言われたことをやっただけ。友達関係が面倒くさいんでしょ?だからもう関わらなくていい様にしたんだよ?」

「お願いだから・・・私の存在を返してよ!?」

「生憎様だけどこっちはこっち随分居心地がよくてさぁ・・・、あなたの居場所がここにはないこと、もう分かってるんでしょ?奪われたんなら奪えばいいじゃん、今度はあんたの番だよ♪」

「私も同じように、ある日突然目の前に自分の分身が現れて、私の存在を奪われたの。だから私もあなたの存在を奪った。だから今度はあなたの番!」

「じゃ~ね~、奈、子、ちゃん♪」

こんなことって・・・そうだ、なんで前から気づかなかったんだろう?

いつか必ず、辻褄が合わなくなる事を・・・

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