あのあとは家に帰った
そしてこのあとどうしようか考えてた
でもしばらくするとチャイムがなった
あなた「はーい」
玄関にいたのは伊野ちゃんだ
なんでいるの?
伊野尾「俺…今、話せる?話しがあるんだ」
私の答えは
あなた「帰って…あなたと話すことなんて何一つない」
もう、これ以上きづつきたくない
もう、私を苦しめないでよ…
伊野尾「お願い…あなたちゃん…話させて」
あなた「っぐ…いいよ…中に入って」
伊野尾「ありがとう…」
伊野ちゃんを中に入れてお茶を出した
コトッ
あなた「はい」
伊野尾「ありがとう」
あなた「話って…?」
伊野尾「本当に信じてあげられなくてごめん!」
またそれ?
あなた「それだけなら帰って」
伊野尾「ごめん…許してとまでは言わない。でもね?俺ねあなたが好きなんだ」
!?あなたって呼び捨て…
呼び捨てなんて伊野ちゃんはたまにしかしない。しかも今、私を好きって言った?
あなた「う、そ。私を好き?ありえない…」
伊野尾「本当だよ…お願いまた〔伊野ちゃん〕って呼んで?お願いだよ」
なんでそんなに私の心を乱すかな…?
ああ、もうだめ
あなた「また、信じてもいいの…?私も伊野ちゃんが好き…」
伊野尾「ごめんね。本当に…俺もあなたが大好き…また信じて?」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。