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2018/03/14

第27話

手紙



2日後、私の荷物が届いた。


その中には封筒が入っていた。


あなた

何だろ、これ……?



中身を開けてみると……



『あなたへ』


あなた

え……?



どういうこと……?


続きを読み進めてみる。



















あなたへ。


今までごめんなさい。

本当にごめんね。


謝って許されることじゃないことは
分かってる。

でも、私にはこれしか出来ない。

本当にごめんなさい。



あなたのお父さんが出ていったあと、
私はあなたを育てるために
仕事を朝から晩まで何があってもやったわ。


でも、それが失敗だった。

仕事の疲れからなのか、
私にはストレスがたまっていった。


その時に丁度あなたが私に話しかけてきたの。

「お母さん見て!」って。

嬉しそうに話しかけてきた。

それを見ると右から、

〈お父さん,あなた,私〉

の順番で、みんなで手を繋いでいる絵だった。



私は、涙が出そうになった。

でも同時に怒りがこみ上げてきた。


もう、お父さんはいないのに。

どうしてそれを私に見せたの?

私にお父さんを連れて帰ってこいとでも?

出来るわけないのに。



あなたに悪気が無いのは十分に分かってた。


それなのに、私は怒りを抑えきれなくて、
あなたに手を挙げた。


その時すぐに我に返ったわ。

そしてあなたを見ると、
あなたは涙を堪えてた。

必死に耐えてた。

私がそれで辞めなくちゃいけなかったのに
それが出来なかった。


その日を境に、私はどんどんあなたに手をあげるようになった。


いけないことだと分かっているのに、
とめることが出来なかった。


あなたを傷つけたくなくて、
毎日仕事に出た。


寂しい思いをさせたと思う。

でも、あなたを傷つけるよりはいいと思った。


高校にも通わせてあげられなかった。


みんなと行きたかったよね。

ごめんね。



こんな事で許されるわけがないと思うけど、
私はもうあなたに会うことも、
母親でいることも、やめます。





私を母親にしてくれて、ありがとう。


あなたの笑顔が大好き。


またね。



さようなら。



お母さんより
















あなた

お母さん……




涙が止まらなかった……