第24話

優しい……
1,065
2018/02/21 12:20




ある日の朝、私は気になった
























___お母さん……どうしてるかな








様子だけでも見に行ってみようかな……



マホト達に言わなくても、すぐに戻ってくるし大丈夫だよね……


一応手紙書いておこっと


みんなまだ寝てるから静かに出よ


あなた

いってきまーす……


ガチャン

ここの曲がり角で、初めてジンに会ったんだよね

懐かしいw





久しぶりの家だ……


__ガチャ


鍵開いてる……

あなた

た、ただいまー……

あなた

お、お母さーん……?


リビング行ってみよ……


ドアが開いてる……


お母さん仕事かな……?







_ガチャ




部屋はやっぱり散らかってる……






バタッ


あなた

?!


だ、誰かいる……?!



キッチンの方で物音がした



気になる……



覗いてみようかな……



恐る恐る近ずいてみる



泥棒だったらどうしよ……



そして等々覗いてみると__


あなた

お母さん?!



そこに居たのはお母さんだった__



倒れてる……!
あなた

お母さん!大丈夫?!
お母さん!!



お母さんの反応は無い……

あなた

き、救急車、呼ばなきゃ!








ーその頃家ではー

マホト
マホト
ふぁ〜
ん?

なんだろ、この紙

マホト
マホト
手紙?


『マホト達へ』


俺ら宛にあなたからか……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マホト達へ

お母さんの事がちょっと気になるから
家の様子を見に行ってきます

散歩がてら見に行くだけだから
すぐに帰ってくるから
心配しないでね

行ってきます


あなたより

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



マホト
マホト
なんだこれ
おい、サグワ!ジン!
起きろ!!

ったく、あいつは……


また何かあったらどうすんだよ!!
ジン
ジン
んー……
どうしたー?
マホト
マホト
これ読んどけ!
あとから来いよ!
俺先行くから!!


あなたの家の前に着くと近所に住んでるっぽい人が集まっていた


その奥には救急車が止まっていた


集まっていた人に話を聞くと
周りの人もまだ救急車が来た理由を知らないらしい

話を聞き終わった途端に

担架を押した救急隊員があなたの家の中からあなたと一緒に急いで出てきた

マホト
マホト
あなた!!
あなた

マホト!

マホト
マホト
どうしたんだよ、これ!
あなた

わ、分からないの……!
お母さんがキッチンで倒れてて……


あなたのお母さんが病院に運ばれた病院で
何があったかを聞いた

マホト
マホト
そうだったのか……
あなた

うん……

マホト
マホト
あなた、大丈夫か?
あなた

だ、大丈夫だよ!

マホト
マホト
大丈夫そうには見えないけどね。
……あなた、おいで
あなた

ん??

マホト
マホト
ほら、

ギュ
マホト
マホト
こうすれば、少しは落ち着けるだろ?
あなた

うん……
……ありがと



この後あなたはすぐに寝てしまった。
きっと凄く不安だったんだろうな……

暴力を振るわれていたとしても、
あなたにとってのお母さんは
唯一無二のこの人だけなんだもんな……


どんなに酷いことをされても、
その相手が大切な人だから、
助けたい……



お前は優しいな、あなた……

























あなたのお母さんは次の日のお昼頃目を覚ました





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