いつもの時間、いつもの空き教室
そこには、先輩男子と、後輩女子。
静かな教室に、ちゅっとリップ音が響く。
舌を絡ませ、大人のキスをしてくる。
さっすが。俺より男前
敬語からタメ口になるのは、美也ちゃんのスイッチが入った証拠。
するときは、俺は呼び捨て
美也ちゃんは
俺のことを“先輩”ではなく、“和臣”と呼ぶ。
時々、美也ちゃんはどこか儚げな表情(かお)をする
理由を問うけど、いつも“言いたくなっただけ”と答えるだけで、理由を教えてくれることはない。
これが、恋人との差なのだろうか。
そっと優しく、下着の上から膨らみをつまむ。
キスをし、膨らみをくりくりしたり、つまんだり、離したりを繰り返す。
下着を取り、突起されているとこを吸い上げる。
カチャカチャとベルトを外し、馴れた手つきでギリギリのラインを攻める美也ちゃんは、俺を試しているかのようだ。
返事なんて待たず、美也ちゃんは俺のを口に含む。
やばい、聞くんじゃなかった。
美也ちゃんが喋ると、丁度イイ部分を刺激する。
美也ちゃんは恥じらいもなく、下着を脱ぎ、
下を露にする。
じゅるじゅると厭らしい音が響く。
ひとつになると、すかさず美也ちゃんからの要求。
俺が要求通りにすると、美也ちゃんからの喘ぎ声。
感じてくれているのか、しめつけがすごい。
先ほどの余裕があり、下着を脱ぐのにも恥じらいがなかった美也ちゃんは、もういない。
俺の目の前には、感じまくって、乱れている、
女のコ。
もちろん、俺だって余裕なんてものはない。
俺たちはふたりで果てた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!