第37話

文字が多くてすみません🙇
73
2018/01/23 22:00
川見万裕
水野宮学園、中学3年の
川見万裕(かわみまひろ)です。
よろしくおねがいしまーす(^^)
桐上賀月
桐上賀月です。
南陽日立中学校3年です。
よろしくお願いします。
千樹
こんにちはー
島ノ瀬中学校3年の三筆千樹です。
よろしくお願いします(o´∀`)b
部長達の挨拶が終わると大きな拍手が起きる。
競技がはじまった。
予定ではこうだ。

9:50-10:00  開会
10:00-11:30 個人種目
11:40-12:00 読み上げ算競技
12:00-1:00  お昼休憩
1:00-3:00   団体競技
3:30-3:45  読み上げ暗算
3:00-4:30  フラッシュ暗算
4:40-5:00  閉会 終了

といった内容だ。特にこの練習会のメインはもちろん、団体競技。

お昼休憩の空いた時間に各中学で順番を決める。
佐藤先生
では、競技を開始します。
個人種目競技の内容はこうだ。
掛け算、割り算は全部で60問の問題を、
見取り算は全部で30問の問題を5分で解く。
そろばんの使用可。
当たり前だが、暗算でもいい。
60問の問題は20題ごとに桁数がかわる。
30問の問題は10題ごとにかわる。
見取り算で言うと、

1~10 6桁
11~20 8桁
21~30 10桁
*すべて10口

というものだ。
この大会はそろばんメイン。
絶対に満点を取れない問題。
それを含めての面白さというものだ。

どう考えてもそれを面白いと受け止めている時点で、ここに集まる人間は全員おかしい人だ。
他人から見れば、

『ただひたすら計算なんて、何が面白いんだ』

この言葉は大抵の
そろばんの面白みの分からない人間が
そのような軽率な発言をする。

ただ、この会場にはあちら側の人間という者はいない。見れば分かる。


──どの目も真剣だからだ。

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