第4話

出会い
105
2018/01/05 14:43
「どうした?何かあったのか?」


と、焦茶色の髪の着物を着た男性が彼女に話しかけた。


「さっき空から降ってきたのよ!」


どうやら、二人は知り合いのようだ。


「ん?降ってきた?空から?」


軽く聴き逃していたが、空から降ってきた?


「ええ...覚えてないの?...それより、どうして空から?」


ワクワクした瞳でこちらを見ている彼女に、彼は、


「落ち着け、瑠璃子。困っているだろう」


「だって御影!こんなの中々ないわよ!!」


「えっと、るり子さんと、みかげ、さん?」


と聞くと、


「これは失敬。僕は藤野 御影と申します。」


「私は、福王寺 瑠璃子です。あなたの名前は?...服も、少し変わっているようだけど...あなたは一体どこから来たの?」

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