プリ小説

第8話

やまい
「瑠璃子、体弱いの?」


「治らない病気でね。...いつ死ぬか、わからない」


辛そうな表情で御影は言った。


その時、部屋から見える庭に人影が見えた。

おぼつかない足取りの女性は、その場にヘタリと座り込み、倒れ込んだ。


「っ!瑠璃子!!」


そう言って御影は急いだ様子で外へ出ていった。


ーーー

私も急いで後を追うと、庭で座り込む御影と、その膝に頭を乗せ横たわっている瑠璃子がいた。


「瑠璃子!」


慌てて瑠璃子に駆け寄ると、瑠璃子は青白い顔で


「芙美...ごめんね?...心配させちゃって...」


「そんなのはいいんだよ!!」


「芙美...あのね...ゴホッゴホッ」


「瑠璃子!!」


瑠璃子は今にも死んでしまいそうに、か細い声だった。


「恋なんて...いくらでもあるわ...新しい恋...を...見つけてね...」


「瑠璃子、もう...話すな...」


ずっと瑠璃子の手を握って、涙をこらえていた御影も遂に泣いてしまった。

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. り ぅ
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___16の代 🍓 恋愛モノ書いてます✏ よかったら読んでってください♪