プリ小説

第9話

桔梗
「泣かないでよ御影...私、あなたと会えて...本当に...毎日が幸せだったわ...」


「僕もだよ...」


二人して涙を流していた。

色白で、枝のように細い瑠璃子は、庭の桔梗に埋もれながら優しく微笑んでいた。


「あのね御影...私がいなくても...頑張るのよ...御影なら...大丈夫だから......」


「うん...頑張るよ...」


爽やかな風が吹いた。


「そろそろ...終わりかな...御影...元気で...」


「瑠璃子...愛してるよ...」


「うん、私も...愛してるわ...」


瑠璃子は静かに目を閉じた。


「瑠璃子...瑠璃子?......ありがとう」


そういった御影は、泣いていたけど、優しく笑っていた。

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. り ぅ
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___16の代 🍓 恋愛モノ書いてます✏ よかったら読んでってください♪