第8話

僕と俺の女のための甘い嘘。
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2018/01/15 13:25
知念侑李side
僕は涼介に嘘をついてる。
はるなが好きだと、でもあの二人は付き合ってるし、たとえ僕があなたを好きだと言ったところで涼介はまたあなたとも付き合ってる。あいつは中学からの親友だけど、僕にとっては最低最悪の存在だ。
山田涼介
なぁ知念ー?
知念侑李
何ー?涼介ー
山田涼介
今度4人でどっか行かね?
知念侑李
いいけど、4人って…まさか?
山田涼介
俺と知念と神山さんとあなた!
神山さん…?笑笑   笑わせるなよ、この後に及んでまだはるなと付き合ってること隠そうとしてんのか?
知念侑李
もういいよ涼介…
山田涼介
なに…?
知念侑李
はるなと浮気…してんだろ?あなた、それ知って泣きながら僕に電話してきた…
山田涼介
え…そうなの…?
知念侑李
うん…涼介はもうあなたのこと好きじゃないの?
山田涼介
好き…だったはず…
知念侑李
はず…?
山田涼介
最近、自分が分からないんだ。だからはるなに手だしたり…あなたを傷つけた。
知念侑李
実は僕も嘘ついてた…。ごめん涼介
山田涼介
ほんとはあなたが好きってことだろ?気がつくよ、それくらい。
今更幼馴染ぶるなよ、涼介。
知念侑李
うん…そうだよ…そしてこの気持ちをあなたに伝えるつもり。
山田涼介
知念、お前それがどういうことがわかって言ってんのか?友達の彼女奪うってことだぞ?
知念侑李
友達…じゃない…(ボソッ)
山田涼介
ん?なんていった?
知念侑李
僕はもう決めた、あなたに告白する!
嘘によって崩れていく友情、

そして次々と明らかになっていくいくつもの嘘。

一体、このお話にはいくつの甘い嘘が隠されているのでしょうか。

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