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第7話

約束の代償
あなた

たっくん。なんで最後に私のところなんて来てくれたの?

たっくんは昔から友達も多かった。たくさん女の子にもモテていた。
なのに、なんで最後に私なんかに会いに来てくれたんだろう……。
拓斗
当たり前だろ。お前に会えずに死ぬなんて一番の心残りだよ。
あ……また恋に落ちた。
失恋がもう決まってるのに、たっくんのことをまた好きになる。
ダメだな私……。
でも、最後に私を選んでくれたたっくんのためにも……悲しい顔で終わらせたくはない。
今日1日を、今まで8年間……そして、また来世で会えるまでの電池にしよう。
あなた

たっくん!最初で最後のデートしよう!

俯いていた顔を上げ飛びっきりの笑顔で伝える。
拓斗
いや……嬉しいけどお前学校だろ?
あなた

はぁ?そんな学校なんかよりたっくんの方が大事に決まったんじゃん。ばかか。

拓斗
うわー。馬鹿に馬鹿って言われるとか……。しょうがねーからガキに付き合ってやるよ笑
この時々見せるいたずらっぽい笑い方もやっぱり変わってない。
体とか見た目がどんなに変わってても、やっぱりたっくんは私が大好きなたっくんだ。
せっかく気づけたのに……もうたっくんに触れることも出来ない。
一瞬でも気を抜いたら涙が溢れそうになる。
目にぎゅっと力を入れた。


着替えてるとこなんて、小さいころに何回も見られてるのになんだか恥ずかしくて、
あなた

あっち向いてて。

って言って、タンスの奥に眠っていたお気に入りのワンピースを引っ張り出した。
最初で最後のデート。絶対後悔しないように飛びっきりのオシャレしたい。たっくんに惚れてもらえるぐらい飛びっきりに……。
久しぶりにバッチリメイクもした。近頃は自分のことに興味を全くと言っていいほど持っていなかった。
単純で馬鹿な私だけど、好きな人のためなら少しぐらい綺麗になっていいよね?