クリスマス当日。
私はいつもよりおしゃれを頑張って出た。
でも服装は二年前とは変わらない。
和がもし来てくれたら私をみつけられるように。
潤くんの車にのって
あの日、和とショッピングにいった場所にむかう
ショッピングモールにつくと
見たことある後ろ姿が
そしてみんなで
服をかったりゲームセンターであそんだり
昼食たべたりプレゼント交換もした
そして、
そのときれににいきなりだきしめられた
私はあのイルミネーションのところにむかって走った
そしてベンチにすわる。
どうか、
どうか、きてくれますように。
私は聞こえてくる音楽に耳を傾けていた
『百年先も愛を誓うよ
君は僕のすべてさ
ただ信じてる ただ愛してる』
そうつぶやいた
う、そ、
聞いたことある声。
大好きな人の声
振り替えると
私は和にだきしめられた
嘘…
私、和に捨てられたんじゃなかったんだ
和はそういうと
わたしのまえで膝をついて
なにかをひらいた
嘘…
イルミネーションよりかがやいている
二つの指輪。
そういうと和にもう一度だきしめられた
そういうと
そうして、キスをした。
このキスは
涙の味もしたけど
愛の味のほうがした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。