おはよーっ
学校が朝をむかえた
あっ自己紹介、自己紹介
ええ、私は、この第一高校に通う高校二年の黒澤梨花といいます。これからの物語は、私の恋の物語です。
先生「はーい、みんなー席について。」
生徒「はーい」
先生「はい、今日も元気に怪我なくがんばっていきましょう」
生徒「はーい」
いつもの朝。先生との会話。普通だ
先生「はい、ホームルーム終わり、号令」
生徒1「気を付け、礼」
生徒「ありがとうございました」
先生が教室をでる。教室がうるさくなる
いつもと変わりない
あっ今日日直だった
匠と二人での日直
梨花「匠、今日日直だよ」
匠「ん?今日?あっそ……」
梨花「いやいやいや、あっそじゃないから」
匠「そのかお、ウケる」
梨花「はぁー?」
匠「ごめんごめん笑」
梨花「ゆるさん」
匠は昔からこうだ。人の怒りを買うのが好きなんだ。
梨花「とにかく、日直の仕事しっかりしてよね」
匠「ちょっと待って」
グイッ
匠に腕を引っ張られる
梨花「なにっ……ひゃっ!」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!