第7話

助けて
2,828
2018/01/08 14:06
あのあと、ずっとずっと、犯されていた。






気付けば、また自分のベッドの上。



誰の気配もない。



手と首には跡が残っていて。




色んな所に痣ができていた。




背中の傷は今も激しく痛む。
あなた

助けて…

私は初めて、助けてと口に出していた。


誰もいない部屋で。



もうこんなところから逃げたくて仕方なかった。





なんで、死のうと思わなくなったんだろう。





ああ、そうか。









シルクさんたちを知ってしまったからだ。
あなた

シルク、さん…

無心でシルクさんに電話をかけていた。


プルルルル、プルルルル、プルルルル…





出ないか…そう思って切ろうとした時、
シルク
もしもし、あなた、か?




理由はわからない。



ただ、シルクさんの声を聞いて泣いてしまった。
あなた

シル、ク、さ…

シルク
どうした!?
あなた

わた、わ、たし…

シルク
待ってろ、今から行くから。



そう言って切れた電話を見つめて
あなた

ごめ、な、さい…

ひたすら、ごめんなさいと、謝っていた。






…………………………………………………
実 愛
作者登場です✋
最近、この小説ばかり進めてしまいすみません🙇‍♀️
きっと。を見てくれている方はわかると思いますが、投稿数がとても少ないです。
あまり、内容が思い浮かばず、こっちを進めている状態です。
きっと。を見てくれている方、本当にすみません!!
ご理解の程、よろしくお願いします🙇‍♀️

プリ小説オーディオドラマ