あなたside
私はちょー有名なスタイリスト学校に行って研修を受けた
5日くらいたって講師に言われた。
海外の学校でもっと勉強すれば
君は世界的に有名なスタイリストになれるくらいの実力があるって。
正直悩んだ。みんなに1ヶ月で帰るって言ったし、
玲於だって待ってくれてるから。
けど私は自分を優先してしまった。
こんな最低な奴ありえないよね。
もう GENEに会うしかくなんてない。
きっとみんなにはもっと似合う人がいる筈。
そう思って海外に行く覚悟
そして GENEと別れる覚悟をした。
帰ると約束した1ヶ月後
もう帰る頃には私のことなんて忘れてるから。
そう思って変な期待もさせたくないから
海外に行った言い訳を作った。
その一言は自分の心を締め付けた。
辛かった。苦しかった。
自然と涙が出てきた。
今までありがとう。さよなら。
こうして私はみんなと永遠に合わないことを決めた。
スタイリスト一途で生きることにした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。