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第7話

時空警察本部 聴取室
10
2018/01/09 10:36
ケント君が渋々といった感じで口を開く。

「俺の家族があの事故で死んだからだよ」

「だから事故を無くそうとしたってこと?」

確認の意味を込めて重ねて尋ねれば、苛立ったようなケント君の怒鳴り声にびっくりした。

「そうだよ!父さん達は死んだのに!なんで事故を起こしたアイツは生きてるんだよ!父さん達は何も悪いことしてないのに!」


彼はわざわざ自らを危険に晒し、法を犯してまで家族を助けようとしていたのだろうか?
彼にとって家族はそんなに大事なのか?

理解し難い。なんでそんなことしたんだろう?
それも聴いておくべきかも知れない。うん、そうしよう。断じて個人的な興味じゃない。

「なんでそんなことしたの?」

「だから、父さん達が死なないようにするためだよ!分かるだろ?アンタにも家族とかいるだろ?」

そんなこと言われても、家族は居ないしなぁ。
どうしようか。わかったことにしようか。

どう返すものかと考えていたら司令官から連絡がきた。司令官はちょっぴり怖い。

「おい、もう終わったか?」

「っ、はい!もう、終わります。今から報告に行きますので。」

どうやらかなりの時間が経っていたらしい。
リュウが言い合いなんかするからだ。

「終わったか?」

「うん。報告行かなきゃ」

「それじゃ、コイツ連れてくぞ」

ケント君のことはリュウに任せよう。ケンカしても僕のせいじゃない。

「じゃあ、僕は報告に…………ケンカしないでね?」

少し心配だけど、2人に念押ししつつ報告に向かった。