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第14話

時空警察本部 とある一室
5
2018/01/09 11:32
「ヨウ?どうかしたのか?」

どうしてもカウルの言っていたことが気になっていた。

きっとそれが顔に出ていたんだろう。リュウにそんなことを聞かれてしまった。

隠す必要無いか、そう思ってカウルの言っていたことを話した。

「全部推測だろう?信じる必要も無い」

「そうだけど、でも…………」

「信じてどうなるんだ」

「うん………」

「そんなに気になるんなら過去でも見てこい」

「うぅ…………」

リュウの言う通りだとは思う。
ただ、カウルも性格に難はあるが、バカでは無いのだ。あり得ないことを僕に話しはしないだろう。

でも、もし事実だったら、家族を大事に思っていたケント君はどうなったんだろう?
ケント君の中にいた家族は居なくなってしまったんだろうか?

いや、カウルを信じるなら僕も記憶が消えていることになる。僕が覚えていたかも知れない家族は?

リュウにも、みんなにも居たはずの家族も?

確かに過去に行けば家族を見付けられるかも知れない。
でも、顔も知らないんだ。見付けたとして分からない。

それに、そこに居る家族の時はもう止まっている。



それじゃ意味が無い気がする。


もう戻れなくなった時の中の家族に会いに行こうとも思えない。

きっとみんなそうだろう。


無くしたものも、忘れたものもどうしようもない。
もう戻らない時を振り返ったって仕方ない。


前を向いていくしか無いんだ。

進むしか無いんだ。