♡甘くて苦い♡
今日は2月14日、バレンタイン。
俺は彼女であるあなたからのチョコレートを期待している。
あなたの料理は毎日食べてるけどお菓子は食べたことがない。
毎回くれるけど手作りはまだない。
流星「なぁあなた〜」
甘えた口調で言う流星。
あなた「なに〜?」
それに気づかず雑誌を読むあなた。
流星「なぁ!!今年もくれるん?」
あなた「なにを?」
流星「14日のやつや!!」
あなた「あ〜忘れてた。気が向いたらね」
嘘です。作りますよ。でも流星にはひみつ💕
流星「(´・ω・`)」
期待してんけどな…。
〜当日〜
あなた「流星〜先学校行くからね?」
流星「はいよ。いってら」
本当は一緒に行きたいねんけどな。
学校にて。
あなた「おはよ〜」
友達「おはよ〜!!はいっチョコ!」
あなた「ありがと〜♡じゃうちも!!」
友達「ありがとっ♡」
男友達「俺にもくれよ♡」
あなた「しょうがないなっはいよ笑」
男友達「サンキュ」
流星「…。」
俺にはくれへんのに。あいつにはやるんや。
気持ちがおさまらん。
友達「流星くんおはよう!!」
あなた「あ、流星来てたんだね!!」
びっくりした〜いつ流星に渡そっかな?
気持ちがすれ違う2人。
流星にちゃんと渡したいと考えるあなた。
ほかの男に渡してるのにと考える流星。
流星「今日、バイトだから夜遅くなる。」
あなた「そっか、頑張って?」
今?今言うの?あとじゃダメなのかな?
放課後になり、渡せないままのあなた。
タイミングはあったものの渡せなかった。
流星side
はぁ。買ったチョコですら貰ってへん。
俺が妬いたせいや。
夜になり。
〜手紙〜
流星へ
今日はチョコ渡せなくてごめんなさい。
良かったら食べてね。
あなたより
手紙と手作りチョコを置いて私は寝た。
作者)長くなってしまったので次回に続けます!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!