第7話

理科室
1,264
2019/01/05 05:19
明るい太陽の日差しが眩しく、
暑くなってくるこの季節。
私達教員も生徒もダラダラとしてくる...。笑
森尾先生
うわぁ〜、あっぢ〜
森男先生の存在が暑い。
いや、暑苦しい時すらある。
星野先生
森男先生、ほら仕事!!笑笑
森尾先生
そーだな〜笑笑
でも、夏休み前に補習候補生徒、
こんなに居たらまずいよなぁ〜??
星野先生
まぁ、そーですね…笑
田辺先生
こりゃ、問題だなぁ。
夏休みの補習とかもっと人数
減らした方が良いし...。
宮野先生、どー思う?
あなた

あ、...。
私の意見でしかないですけど
各教科夏休み前にもう一度
ミニテストのような形で
補習生徒を選ぶのはどうですか?

星野先生
って言うと...?
あなた

この間の期末テストは範囲が
ばくだいじゃないですか。
だから、各単元ほんとに大事な3問に
しぼって今までやってきたことまでの。
まぁいわゆる単元テスト特別バージョン
みたいな感じですかね

田辺先生
それいいじゃない!
森尾先生
うん、おれも賛成!!
ほしのっちは?
星野先生
あ、俺も賛成ですよ!
それは5教科だけだよな?
あなた

まぁ実技教科に関しては
点数取れてますからね...
それは田辺先生にお任せします。

田辺先生
おお、じゃあ、5教科かな。
5教科担当の先生は忙しいだろうけど
頑張ってな
ということで、ミニテストの開催が
決定した。

星野先生、また忙しくなるかな...。
ちょっと声掛けてみよう。
あなた

星野先生っ!!

星野先生
ん?どしたん
あなた

あの、学年企画のこととか
なんですけど

星野先生
あぁ、ちょっと待ってね〜
俺次、授業の準備で理科室
こもるから一緒においで
あなた

ふぇっ?!

星野先生
何そのマヌケな声、笑笑
星野先生
いいから、ほら行こ!!
あなた

あ、はい!!!

え、なんだろ。
なんか嬉しい笑



しばらく2人は歩いていた。
着いたのはかなり使われてないと
思われる4階の理科室。

星野先生は慣れたようにガチャっと
戸を開ける。

中に入るよう言われ、そわそわと
入る。
星野先生
ちょっと汚いけど大丈夫!笑
そこ座ってて
あなた

あ...はい

なんかここ、お家みたい。
狭い部屋に理科の教科書や
古そうな堅そうな参考書や図鑑が
ズラリ...。
そしてなんと言っても電気ポットと
電子レンジとソファがあるのが
決定的なお家要素だろう...。
星野先生
はい、お茶
あなた

ありがとうこざいます

星野先生
敬語じゃなくていいっての。笑笑
あなた

あー、なんか、敬語に
なっちゃいますよね、職柄的に笑

星野先生
まぁ、俺とふたりの時は
いーよ、そーゆーの
あなた

分かり...、わかった笑

星野先生
そーそ。
...んでさ、ちょっと俺から
謝りたいんだけど...。
なんだろう...。
星野先生何かしたかな。
星野先生
こないだバーでキス...しちまったろ。
俺も酔っててさ笑
なんか、その...ごめんな
あなた

え...まぁ、大丈夫です笑

星野先生
あぁよかったぁぁぁー笑笑
俺、嫌われるんじゃねーかって
思ってさ〜笑
あなた

私は星野先生のこと
嫌いになんかならないよ笑
嫌いになる要素ないですし、笑

星野先生
そうかそれなら良かった。
そして私達はしばらく
学年企画について話し合った。

星野先生と一緒にいる時間は
あっという間に感じ、
もう授業終了のチャイムが
校内に鳴り響いた。
あなた

早い...ね、時間。笑

星野先生
そーだな、笑
まだ全然話せてないけど
まぁ二学期の話だし、。
あなた

まぁまた話そ!笑
ふたりで。

星野先生
お...おう!
あなた

じゃ、授業あるからまたね

星野先生
またな
そして私達は真逆の廊下をあるいた。
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星野先生目線...
なにあれ。かわいいな、おい。
ふたりで。って期待していいのかな、
いや、仕事のことだろう。
でも嬉しいなぁ。笑


俺は次の授業でまともに
話せなかった。

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