なんだろ。
どーしたんだろ、私。
星野先生をみてると、
なんか、耳とか顔がポカポカしてきちゃう
ようになってしまった…。
ほんと、どーしちゃったんだろ、私。
この、学年企画の件だって、
星野先生が私とペアだったのに、
一緒に仕事するとなんだか
恥ずかしくなっちゃって、私がペアを
森尾先生にしちゃったんだけど…。
なんだか、星野先生の眼光が怖い。
みんなで笑っている時間が
なんだか、ものすごく幸せに感じる。
きっと、これが星野先生と一緒にもっと
笑えれば、私はもっと幸せなんだろーな。
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そして、私は本当に集合させられた。
そこは、なんだか、オシャレな雰囲気の
お客さんの居ない、静かなバーでした。
ほんとは、星野先生が
かっこよくて近くにいると
変になるから避けてしまってる。
チュッ...。
...え?!?!
私、なんでキスされたの?!
あ、行っちゃった...。
『俺のそばにいろ。』とか、。
なによ、。
星野先生のことが
分からなくなってきた。
そう、私は思いながら
星野先生に、重ねられた
唇を指で押さえる。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!