第5話

我慢の限界【5話】(テオside)
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2018/01/07 13:00
じんたんが泣いた。
俺がネックレスをサプライズであげたら、泣いてくれた。

本当に、本当に嬉しかった。

俺がしたことで泣いてくれてる。

それが本当に嬉しかった。
じんたん
テオくん、ありがとぉ…
そう言うとじんたんは
可愛い笑顔でふにゃりと微笑んだ。

…あ、もう駄目だ。
気付くと俺はじんたんの唇に自分の唇を重ねていた。
じんたん
んっ、!?
じんたんは目を丸くして、驚いていた。
俺はそんなことお構い無しにじんたんの首に手を廻しキスを深くした。
テオくん
じんた、んっ…っ
じんたん
んっ…ておく、っ…
口を離すとじんたんの息は既に荒く、目はとろんとしていた。
じんたん
ておくん…なんでぇ…?
じんたんは息を荒くしながら俺を見つめる。
…そりゃそうだよな、びっくりするよな。
好きでもないやつに突然キスされて、しかも相手は自分と同じ性別。
テオくん
…ごめんじんたん、俺もう抑えらんないから言っちゃうね。

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