次の日…
ごめんね
無言で去っていくしかないの…
腕を掴まれても
引き離して
その次の日…
もちろん無視した…
そして少しずつすれ違って言った
いつの間にか
声をかけられなくなっていた…
これで…
良かったんだよね?
それにりくは
かわらず放課後病院へ向かってる
それから1年がたった
友達としてしか話さない…
そんなふうに
私たちは普通の友達になったように感じた
「ポトっ」
誰かの落し物だ…って
りく!
今でも私はりくを思ってる…
でも恋人の関係になってはいけない…
届けたかった…
なんて…言えなくて…
2枚写真が挟んであって
上の1枚を見ると保健室の先生と
りくのツーショットだった
やっぱり先生が好きなの…?
「ガタンっ」
いきなり教室に飛び込んできた誰かが
友達のように接しなきゃ
あ、、、、
どうしよう
嘘ついちゃった
ごめんね
見たよ
先生とのツーショット
あれからの1年間
たまに目が合って
まだりくも…私のこと…って思ったけど
私ひとりで浮かれてたみたい
私が…届けて
その笑顔を見たかった…
なんだろう
行っちゃった
なんて言おうとしたんだろう
やっぱ暗いな〜
先生は怪我したところが少し治って歩けるようになっていた
な、なに……
一瞬何を言われたのかわからなかった
頭に衝撃を感じた…
ごめんね、まだ好き…😭
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。