高1の夏休み。
私と悠真と一佳と隼斗の四人で山の旅館に来ていた。
そう。私たちはただただ遊びでここに来たわけじゃなく、修行をしに来た。
…え?何の修行かって?
そりゃあもちろん魔法だよ魔法!!
私たち四人は昨日、師匠に勝負を挑んだ。
どうしてって?だって師匠からの指導を受けてもう10年以上経ったんだから!!
そろそろ…師匠も手こずるかな〜って思って…
試してみたの。
そしたら見事に敗北。
師匠は本気ではなかった。かなり手加減してくれていた。
それでも…勝てなかった。
師匠強すぎやねん!!
そして、
「お前らもまだまだだな(笑)」
って言われて…
カチンと来ました。
だからみんな、修行してあんなこと二度と言えないようにしてやる!!
ってなって修行することになったの〜
師匠のところでの修行じゃ、今までと変わらないからね。
だからこういうところで、自分たちで考えて修行することにした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。