放課後、体育館裏。
このシチュエーションは
「告白現場」。
それ以外に何がある。
私の好きな人の嘘の情報を流したのは
元先輩だった?
でも何の得もないんじゃ…。
気のせいかもしれないけど、
誰かに、
しかも複数人に見られている気がする。
もし、本当に私が元先輩の事が好きなら、
「OK」しただろう。
でも私、元先輩が好きな人じゃないから…。
やっぱ見られてた。
確かにそうだけど…。
元先輩と仲が良い智貴先輩が
少し泣きながら言った。
智貴先輩だったんだ…。
あんまり関わりはなかったけど、
いつも元先輩の隣にいて
嘘なんてつかずに
悪いことしない人だと勝手に思ってた。
ダメだ。
このままじゃ、
友情にヒビが入ってしまう。
動かなきゃ!
何か訳があるはずだから…。
















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。