体育が終わりあと1つの科目 物理さえ乗り切れば1日は終わる。着替え終わった俺は教室に戻り一息付いて物理の準備を始めた。
輝が赤い瞳をキラキラさせながら話しかけてきた。
輝の両親は父親の仕事関係もあり海外出張が絶えない。俺の両親もちょうど都内へ1ヶ月出張へ行っていた。
俺は悪戯っぽくニヤリと笑って見せた。すると何故か輝は楽しみと言ってその場を去っていった。
玄関のドアを開けるとちょうどトイレから出てきた兄が迎えた。
兄は容姿が整っていて性格もヨーロッパ人のような気さくな性格だ。そして県内No.1の大学に通っている。
俺は着替えたあと輝に電話を掛けた。そして結論、3泊する事にした。
俺は行く準備をしながら言った。と言っても隣だから別に忘れ物をしても構わないが。
靴を履いてる俺を見て兄が声をかけた。
そして数語言葉を交わし俺は家を出て行った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。