?「おい、」
久しぶりに聞く声がした
振り向くとそこに、
あの女を、隣にした小瀧がいた
藤「なんや、望か」
小「なんやちゃうわ
なんで俺のこと置いてくねん」
あなた「別に今までやって
約束して一緒に行ってた訳ちゃうし
誰と行こうがそいつの勝手やろ
お前やって、」
重「あなた
遅刻すんで」
大毅に手を引かれ、引かれるがままにまた歩き出した
前を向き直す時に、
あの女がニヤッと笑ったのがちょうど見えた
藤「手ぇ繋ぐとか、
俺の前でイチャイチャすんなやw」
あなた「別にええやん」
藤「まぁあかんて言うてへんけどー」
小「は、あなたこいつと付き合ってるん、」
あなた「誰が誰と付き合おうが勝手やろ」
重「お前もそのぶりっ子と付き合ってんちゃうん?」
小「これは、」
?「そぉだよ?
うちとのんちゃんは付き合ってるよ?」
あなた「それと一緒やんな?」
小「おい、」
?「うん一緒だよ?」
小瀧が女を睨んだ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。