文化祭のフィナーレで。
薫は恋愛とかよくわかんないだろうし、
この気持ちが広まるのもよくないから
黙っておこう。好きになったことは。
♪ ピロンッ
_______デートいつ行く?
あれ本気だったんだ....
あのセリフも千秋さんの映画に出てきた言葉だから
冗談かと思った....
千秋さんの都合に合わせますよ_______
_______いや、そんなの悪いよ
でも千秋さん忙しいし。_______
結局譲り合いすぎていつになるかは決まらなかった。
でも、どうせからかわれてるんだろうな。
私なんかに本気になるわけないし。
この時は思いもしなかった。
千秋さんとのデートがあんな風に始まるなんて。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。