第6話

協力
765
2018/02/08 14:45
~ 寅谷千秋 side ~
千秋
千秋
ふぁぁあ...眠た。
学校着いたら起こしてよ。
塚森
塚森
了解。
今日はどっかの学校の文化祭に行くんだけど。
どこの学校かも知んねーし....

俺はとりあえず眠かったから車で寝ることにした。
___________
塚森
塚森
ここ。
千秋
千秋
ほー、でっかい学校だなー
でもみんな文化祭の衣装とか着てて、
制服が見えない。
千秋
千秋
女子生徒の制服姿を存分に楽しもうと
思っていたのn...
塚森
塚森
ど変態。早く行くぞ。
千秋
千秋
ちょ、殴ることないじゃーん苦笑
塚っちゃんのドSぶりに苦笑しながら、
俺はステージ裏へ向かった。
___________

バンドかー。すげー盛り上がり様だな。
??
薫ー!!!
人一倍声の大きい女の子の声が聞こえる。
すげーな。声枯れそ。
塚森
塚森
千秋。そろそろだぞ。
千秋
千秋
おっけーい
俺は軽く咳払いをして、マイクを持った。
そして。
千秋
千秋
えー。こんにちわー
俺が一言発するだけでもう生徒は
わーわーきゃーきゃー。

さすが俺。

ステージに出た瞬間見えたのは...
千秋
千秋
えっ
思わずそう小さい声で出てしまった。


あの時の女の子だ....!
千秋
千秋
あっ。.....寅谷千秋でーす
みんな騒いでくれてるのに、
なんかあの子静かじゃない?
薫
てかめっちゃあなたが叫んでくれててさー笑
ドラムの人
ドラムの人
ほんと笑  あいつの “ 薫ー ” って呼ぶ声
うるさいんだわ笑
薫
あはははは笑
あの子のこと話してる....?

てか叫んでたのあの子だったの?
なのに今静かって...

俺嫌われてる!?
千秋
千秋
めっちゃかっこよかったよー君
俺はつい気になって “ 薫ちゃん ”に話しかけてた。

もしかしたら俺協力してもらえれば
あの子に会えるかも。
薫
え!まじすか?ありがとうございますー
俺に興味なさそうだし...
よし。
千秋
千秋
ちょっと協力してほしいことあるんだけど(((小声
薫
ん?あ、はい、わかりましたーー
俺はもう一度あの子と話したい。

それだけ。

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