第13話

38.5
624
2018/03/01 07:38
~ 寅谷 千秋 side~

ジリリリリリリ

なんだよ、うっせなー。
俺は携帯のアラーム音で目を覚ました。

今何時だ....
スマホの画面を見てみると、大量の通知が。
塚森
塚森
おい、まだか?遅刻するぞ?
塚森
塚森
電車遅れてんのか?
塚森
塚森
早くしろ、交通網の問題なら迎えに行くが。
塚っちゃんから大量のメッセージが...

時間を見ると、......11:00!!?
俺仕事10:30〜だよな...


早く起きなきゃ。


そう思ってベットから起き上がった瞬間

千秋
千秋
うわっ!
思うように立てない。

頭いてぇ.....熱か?


........38.5℃....
やべーじゃん俺。
千秋
千秋
悪りぃ、今起きた。
昨日の夜から体調良くなくて、今38.5℃。
すかさず塚っちゃんに連絡を入れると、
すぐ返事が来た。
塚森
塚森
もっと早く起きろよな。まあそんなこと言ってられねーけど。
お前休んどけ、俺今日の仕事全部キャンセルって言ってくるから。
千秋
千秋
ああ、悪いな。
ふー。しんどい。
こんな時にあなたちゃんがいてくれたら、俺は.....



______________
あなた

千秋さん!

千秋
千秋
....あなたちゃん?
目の前にあなたちゃんがいる....
夢か...?
あなた

千秋さん!大丈夫ですか!?

千秋
千秋
現実?マジで?なんで俺の家....
あなた

塚森さんから聞いたんです

千秋
千秋
塚っちゃん?
あなた

私たちが文化祭の時話してるのたまたま見たらしくて。それで、たまたま帰り道に
会った時、すぐ家行けーって。

塚っちゃん...
ナイスすぎる....!
あなた

すいません、疲れてる千秋さん無理させて昨日買い物付き合ってくれたから...

千秋
千秋
いやそうじゃない。てか、俺うつしちゃうとダメだし、あんま近寄らないほうがいいって。
あなた

でも....

千秋
千秋
大丈夫、寝とけば治るよ
ただでさえ俺の家にあなたちゃんいるだけで
心臓やばいのに。
あなた

わかりました...
じゃあゆっくり休んでくださいね!

千秋
千秋
ありがと。
そう言って、俺はまたベットで眠り始めた。

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