どうしよう...
さっきからあの大きい人にとても見つめられている
と言うか、どっかで見たことあるんだよなー
私は堪えられなくなってその場を離れることにした
すると、急にその人に手を捕まれた
な、なんかデジャブ...
唐突に名前を呼ばれた
なんで知ってるんだろう...?
すると、横から声がした
き、黄瀬と青峰...!
やばい...とりあえず隠れないと...
男はそれだけ言うと私の手をつかんだまま空き教室の中に入った
え?なんで??
男は人差し指を口に当てて静かにと言った
多分...助けてくれてるんだろう、うん
少しの間そうしていると、二人の声は聞こえなくなった
もう行ったのか...
ひと安心して、ため息をついた
そして、隣にいるこの人にお礼を言った
なんか、ゆるーい人だな
にしても、なんで助けてくれたんだろう...
呼び方とかも仲良さそうだし...
色々考えたけど本人に聞くことにした
なるほどね...
そういえば部活は何入ってるんだろう...
大好き??
まさかw 餌としか思ってないでしょ
どういうこと?
頭をフル回転させたが全く意味がなさそうなので考えるのをやめた
長い間ここにいるのも変なので私はお礼を言って教室を出ることにした
出るときに、紫原が「峰ちん達、悪いやつではないから」と私に言った
悪いやつにしか見えないけどなぁ...
私はそのまま空き教室を出た
教室に戻ろうとしたとき、外からニャアと猫の声がした
不思議に思って窓から外を覗くと、見覚えのある二人が猫にミルクをあげていた
何やってんのあいつら...?
どうやら捨て猫らしいこの猫を世話しているらしい
いいところもあるんだな...
そのとき、ふと紫原の言葉を思い出した
....まぁ、悪いやつではなさそうだな
普通に過ごすのがやっぱ一番だけどこんなハチャメチャなやつらと一緒に過ごすのも悪くはない...かな
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おはようございます!こんにちは!こんばんは!
作者のゆうなです
今回は紫原敦という黒バス見てる人しかわからないようなキャラを出しました
今後もキセキの世代を出していくつもりです
今更ですが高校生です
黒バスファンの方、細かいことは気にしないでください
ここはキセキの世代が全員同じ学校ってことにしてください
では、作品の方もよろしくお願いしますm(_ _)m
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。