第40話

観覧車デート~part2~
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2018/05/11 12:02
黄瀬涼太
何乗りたい?
そう黄瀬に言われて、私はちらりとジェットコースターを見てしまった
黄瀬は はははっ と笑ってあれ乗ろっか、と私の手を引いて歩き出した
あなた

ねぇ、なんで急に遊びに行こうなんて言ったの?

私はずっと気になっていたことを聞いてみた
すると黄瀬は、
黄瀬涼太
俺があなたっちとデートしたかっただけッスよ
と言って微笑んだ
って、なにさらっと恥ずかしいこと言ってんだこいつは...
でもまぁ、正直言って助かった
気晴らしにでもこういうところに来なきゃ、きっと立ち直れなかったから
あなた

ありがとう...

黄瀬に聞こえるか聞こえないか位の大きさで呟いた

それから私達はジェットコースターに乗り叫びまくってからコーヒーカップやメリーゴーランドなど、遊園地のアトラクションを片っ端から乗りまくった
黄瀬涼太
さすがに疲れたッス
アイスでも買って休憩しよ
確かに疲れた...叫びすぎて喉かわいたし...
あなた

うん、そーしよ

私達はアイスを買って木陰のベンチに座った
その時も黄瀬がおごってくれた
ほんと、どうしたんだ今日は...?
黄瀬涼太
あなたっちは青峰っちのどこが好きなの?
あなた

うぇっ...!?

いきなり今一番気まずい話をふってきたもんだから間抜けな声が出てしまった
て、いうか...
あなた

どこって...

そんな恥ずかしいこと言えないよ...!///
黄瀬涼太
いーじゃん!それを聞いて俺も参考にして、あわよくば奪っちゃうし
ニシシ、と笑った黄瀬のバカさとポジティブさに呆れてしまった
あなた

意外に優しいところとか...?

黄瀬涼太
えー?俺だって優しいでしょ?
あなた

そうだけど、たまに性格悪くなるじゃん

現に何回か恐ろしい笑顔を見たし...
すると黄瀬は、あぁ と言って
黄瀬涼太
こーゆーことするから?
とペロッと私の口の横をなめた
...は!?//
あなた

な、なに!?///

黄瀬涼太
アイスついてた
語尾にハートがつきそうなくらいの甘い声で舌を出して言った黄瀬に、私は容赦なく頭を叩いた
が、何やら周りの女子の視線が熱い
見ると皆目をハートにさせ頬を赤くしていた
ほんとに、この男は...
あなた

じゃあ、観覧車行こ!

私は立ち上がって黄瀬に言った
この黄瀬のバカさとかにも助けられてるんだよな、きっと
あなた

夕陽見たい

今頃なら多分観覧車からきれいに夕陽が見れそうだ
私達は話しをしながら観覧車へ向かった

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