第38話

勘違い
1,802
2018/04/23 10:32
廊下を走っていたら、誰かにぶつかった
あなた

ごめんなさ...!

臼井怜生
すんませ...ん...あなた...
あなた

怜生...

ぶつかったのは怜生だった
あれから全然話してないんだけど...
あなた

えっと...

言葉を探しながら目を泳がせる
すると、両肩を掴まれた
臼井怜生
俺さ、あなたが好きなんだけどさ
あなたが幸せなら何でもいいんだよ
いつになく真剣な顔で言われた

ちゃんと言わなきゃ...
あなた

私、多分...青峰が好き

臼井怜生
そっか...
あなた

だから、ごめn.......!?

喋っている途中でいきなり抱きしめられた
あなた

れ...!

臼井怜生
諦めるから...今だけこうさせて
顔は分かんなかったけど、声が震えていた
こんな思いさせちゃうなんて、告白断る方も辛いよ
私は抱きしめられてるだけだったのを、手を怜生の背中に回して抱きしめ返した
あなた

これからも、友達として仲良くしてくれる?

臼井怜生
...おう
怜生の腕の中は心地よくて、改めて大事な存在なんだと気付く
怜生のことも好きになれたらいいのに...
そんなことを考えていたら、急に怜生が手を離した
あなた

れ...

青峰大輝
何やってんだ?
あなた

!?

振り返ると、青峰がこちらを見ていた
しかしその顔は怒っていなくて、どちらかと言うと悲しみからくる顔だった
青峰大輝
...邪魔したな
あなた

待っ...!青峰...!

しかし青峰には届かず、そのまま帰っていった
怜生は心配そうに声をかけてくれたけど、今の私には何も入ってこなかった

私は学校が終わってから、部活を休んですぐに家に帰った
あなた

青峰、話を...

しかし部屋に青峰の姿はなく、財布とスマホだけがなくなっていた
電話もかけたが電源が切られているのかつながらなかった
私は青峰がいないか学校に戻って部活を覗いてみたが、来ていなかった
その後も色々探したがいなかった

黄瀬涼太
ただいまー
家で待っていたら、黄瀬が帰ってきた
あなた

あ、黄瀬...青峰知らない?

黄瀬涼太
青峰っち?
部活には来てなかったけど...
あなた

そっか...

そりゃ知らないよね...
すると、急に黄瀬が抱きしめてきた
あなた

きs...っ

黄瀬涼太
そんなの、
黄瀬涼太
俺にすればいいじゃん
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おはようございます!こんにちは!こんばんは!
作者のゆうなです!
更新遅くなってほんとごめんなさい!
なんか、やる気でなくて...
これからも更新遅いですが、よろしくお願いします
お話の方はもうちょっとだけ青峰とあなたさんをこじらせますw
では、小説の方も、よろしくお願いします

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