あなたsaid
はぁ……
私は授業中ため息した出ない。
また大貴君に会えないかな……
目の保養だ。
私はぼーっとしながら授業を聞く
すると、
悠真「何ぼーっとしてんだよ」
あなた「え……?」
さっきは無理をしながら話しかけてきたくせに、また話しかけて……
こっちが気を使う。
悠真「本当に今日の事は反省してる…」
あなた「うん。もうわかったから」
私はまた冷たい態度……
てか、冷たい態度以外にどんな態度をして言葉を返すのかがわからなかった。
でも、とりあえず私も謝らなきゃ……
あなた「ねえ、悠真?」
悠真「え!?はい!」
何でびっくりするの……
そう思いながら私はいう。
あなた「今日は私も態度を冷たくしたりしてごめんね……?」
悠真「うん!」
悠真は元気よく返事をしてくれた。
こんなに元気な悠真久しぶり……
って、思うぐらい朝からの時間が長く感じていた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。