なぜか俺は転入生に手を引っ張られ保健室に向かっている・・・こいつ手ちっせーなそんな呑気なことを考えていたらいつのまにか保健室についてしまっていた。
こんなやり取りを何回かしてついにめんどくさくなり俺は席に座った
そう、こいつには関係ねー。転入してきたばっかの奴になんて・・・そんなことを思っていたら急に頭を叩かれた。
なんでこいつが、転入してきたばっかの奴が俺の気持ち知ってんだよ。わかるわけねーこんな奴に俺のことなんて
ビビった。昨日のこと見てたのかと思った。心の中でそう思いながら俺は笑いながら言った。
こいつは笑いながら言った。前に見た時と同じ綺麗な笑顔・・・でも今は悲しそうに笑ってるように見える。そんなこいつの笑顔に腹が立った。いつもは馬鹿みたいにすげー綺麗に笑ったりしてんのにそいつのことに関わると悲しそうな顔をする・・・ん?まてよ?なんで俺こいつに腹立ててんだ?恋してるんじゃあるまいし。そんなことを思っていると頭の中に1つの疑問が浮かんだ。
男・・・かそうは思えねーけどな。・・・心臓がドキドキうるせーこの気持ちってなんなんだ?ドキドキがおさまらないまま俺は保健室を出た
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。