第17話

夏休み
2,422
2018/01/12 02:07


高校2年の夏。
今は夏休み。

明後日は近くで
大きな夏祭りがある。

シルクにはある考えが
湧いていた。

「あなたを自分のモノにしたい」

高校生なら誰だって思うようなこと
でも、Fishcer'sで近くにいすぎて
わからなくなっていた。

早速あなたにLINEしてみる。
※ ✉︎=LINE
シルク
✉︎よ、明後日暇?
あなた

✉︎まだ起きてたの?笑
明後日って夏祭りだよね?

シルク
✉︎そう。夏祭り、
一緒に行かねえ?
あなた

✉︎行く!行く行く!

シルク
✉︎じゃあ、その日
迎えに行くから、家にいろよ。
あなた

✉︎わかった!浴衣着て行こ?

シルク
✉︎考えとく。笑
じゃ。
あなた

✉︎絶対だよ!笑
じゃあね♡

▶︎シルクの部屋
シルク
っあー!緊張した…
でもこいつあっさりだったな…
もうなんも思ってねえとか?
シルク
浴衣…持ってたっけ?
▶︎あなたの部屋
あなた

シルクと夏祭り…//
楽しみすぎるー!

あなた

浴衣どれがいいかなー?
髪飾りは……ふふっ♡
ママーっ!

夏祭り当日。

15時ごろから出店は出ていて
16時すぎ迎えに行くことにした。

楽しみなのは、
夜の花火だったから。
シルク
✉︎もういいか?行くぞ?
あなた

✉︎あと5分!
リビングにいてもいいよ!

シルク
✉︎じゃあお邪魔する。
シルクはすぐに来た。
浴衣を着て。
あなた

お母さんありがと!

あなたのお母さんは割と
名の知れたヘアメイクさん。

とても可愛く出来ていた。
気をつけて行くのよ!
シルク君いるなら大丈夫だと思うけど。
そろそろ彼氏になってもらったら?笑
あなた

私なんか…!って、
お母さん聞こえちゃう!もう!!

シルク
小声)聞こえてる………笑
あなたが階段を降りてきた。
座っていたシルクも
階段の方へやって来た。
あなた

シルク!お待たせ…ッうわぁ!

小走りで駆け寄るあなた、
浴衣はあまり足が開かない…
こけそうになりとっさに
シルクに抱きついてしまった。
シルク
ぉっと、大丈夫かよ…//
あなた

……//ありがと、笑

シルク
ん…//…行くぞ。笑
あら、仲良くやってるみたいね♡
あなた

ママっ…!!//

シルク
じゃ、あ行ってきます!笑
気をつけてね〜♡
2人で並んで歩き出した。
歩きづらいのと恥ずかしさで
あなたは少し遅れてしまう。
あなた

シルク…ねぇっ…

シルク
ん?
あなた

…手!
ギュッして。

シルク
あーはいはい。笑
ギュッ


幼稚園から当たり前に
なっていたこともあって
自然に手を繋ぐ2人。
シルク
足痛くないか?
あなた

大丈夫!
シルク、浴衣着てくれてありがとね♡

シルク
ん。
会場に着くと、出店の灯りが
キラキラと光っていた。

人もすごくたくさんいる。
シルク
迷子になるなよ?
あなた

手、離さなかったら大丈夫。笑

わたがしとチョコバナナ
シルクは焼きそばを買って、
水ぶえもゲットし、
人気のなさそうな丘の上にきた。
あなた

わ、一望できるね!綺麗〜

シルク
だなー。
あ、もうすぐ花火じ……
ドォオオオーン🎆
シルク
あ…
あなた

わぁっ!びっくりしたー笑

シルク
あなた

きれいだね。

綿菓子をちぎりながら
あなたはぼーっと眺めていた。
シルク
あなた?こっち向いて?
あなた

何?

あなたは首を傾げて
シルクをじっと見つめている。
シルク
…ふぅ。
俺さ、あなたが好き。
これからずっと、
何があってもそばにいてほしい。
あなた

え………ッ……ふぇっ泣

シルク
え、な、泣くなよ!
そんなに嫌だった?ごめんな?
あなた

違うの…私も…す…きっ…

あなたは抱きついて
シルクに応えた。
シルク
なんだ…よかった…
あなたの体をそっと離し
そう言うとシルクは優しくキスをした。
あなた

…んっ……//

シルク
……あまっ。
あなた

…食べる?笑

シルク
…もう一口。
チュッ
こうして2人の夏が過ぎていった。
夏休みの間ずっと一緒にいた。笑


みんなに報告したのは
学校が始まってからだったらしい。

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