今日は…
あなたの誕生日。
そう、この日に
入籍することに決めたんだ。
二人で役所に向かう。
思い出話に花が咲く。
懐かしいなって話しながら、
大人になったんだと実感した。
不備もなく問題なく
受理してもらえた。
自宅に戻ると、
玄関に張り紙がしてあった。
「すぐにマサイ宅にきて」
ピンポーン
トコトコ…
ガチャッ…
パーン!
パンパン!
パーン!
ギューーーーッ
見るとみんな
とんがり帽子をかぶって
クラッカーを手に持っていた。
みんながプチパーティーを
用意してくれていた。
それからモトキにももらって
家で見ることにした。
お酒飲んでご飯食べて、
ほろ酔いになったみんな。
他愛もない話しをして
あっという間に夜中の1時。
シルク夫婦は
帰ることにした。
そして…
プレゼントを開けるため
動画を撮り始めた。
中身は、
マサイからデジカメ
ンダホから夫婦茶碗とお箸
モトキからは部屋が
ムーディになるライトと
癒される香りのアロマ加湿器
だった。
ぺけたんは大きなケーキと
キラキラしたキーホルダー。
…
あなたちゃん酔っててエロかった
…
二人はこれから…ベットかな
…
おめでとう!
…
幸せになってね
…
絶対壊してやる
シルクを返して
…
あなた〜チューしてー
…
シルクのほろ酔い可愛すぎる
…
あなたちゃん脱いで
少しでいいよ笑
…
あなたもう一回
深夜ってこともあり、
コメント欄は
しばし荒れましたとさ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!