第30話

2人
2,363
2018/01/22 11:18
あれから数年が経ち、
私たちは21歳になった。


あなたは大手事務所に入り、
ダンサーとして活躍している。

シルクは人気YouTuberとして、
忙しい毎日を過ごしていた。


時間こそ違うものの、
家では一緒に過ごすので
仲良く出来ていると思っていた。


今日までは…
あなた

っでね、明日収録なんだけど、
この動きだったら、こう、と
こっち、だったらどっちが
伝わりやすいかな?

シルク
あー、どっちでも
いいんじゃない?

ここはこうして、この音にして…
(動画の編集に夢中)
あなた

…そう。
見てもないじゃん…もういい!

トコトコトコ…



バタンッ!
シルク
あ?うるさ…
まあいいか。
シルクは編集に戻った。


---- ---- ---- ----

ピンポーン
マサイ
はぁーい。あ、あなた?
あなた

マー君開けて。

マサイ
はいはい。
(怒ってね?)
ガチャ…

トコトコ。

スッ

ギュッ



あなたはリビングに進み
ソファに腰掛けて、近くに
あったクッションを抱きしめた。
マサイ
どうしたんだよ…
なんとなくわかるけどさ…
あなた

話しかけてもこっち見もしないし、
編集編集って私は空気みたい!

マサイ
んなわけ…
あなた

ねえ、お酒ないの?

マサイ
あぁ、こないだの残りあるけど…
飲むの?
あなた

うん、飲む。

マサイ
へいへい。
それから缶チューハイが
次々と開いていった。

初めは飲まないと言っていた
マサイもビール片手に話し込む。
あなた

こーーーーんなに可愛い
可愛いあなたちゃんがよ?
かまって♡って言ってるのに、ね?

マサイ
うんうんうん、そうだな!
こーーーーんなに
あなた可愛いのにな!!
酔うと2人とも
おかしくなってしまうらしい。
あなた

見てもくれないんだよ?
私はずーっとシルク見てるのに!

マサイ
ひでぇやつだよなー!
俺がコツンって!やってやろうか!
あなた

マー君コツンじゃ弱いよ!爆笑

マサイ
爆笑
あなた

っあ、ねえ、
愛してるゲームしよー?
あれやってみたかったの!

マサイ
いいぜ、じゃあ俺からな?
愛してるー♡
---- ---- ---- ----

シルクが編集を終え、
部屋の中を探していた。
シルク
あなたー?
あれ、外に行ったのか?
LINEは…来てない。
シルク
ンダホんとこかな。
ピンポーン
ンダホ
はぁーい!
シルクどしたの?あなたは?
シルク
あー、ここにいねぇのか。
いや、出てったんだけど連絡なくて
わりぃな、他当たってみるわ!
ンダホ
ん!見つかったら教えてよ?
シルク
へい〜
ピンポーン
ぺけたん
はい〜
なんだシルクかよー
シルク
失礼な。笑
あなたいねえ?
ぺけたん
来てないよ?いないの?
シルク
あぁ、
他探すわ。さんきゅ
ピンポーン
モトキ
はーい!
シルク
ここでもねえか…
モトキ
ん?どうしたの?
シルク
あなたが出てったんだけど、
どこにいる知らね?
モトキ
みんなのとこ行ったの?
シルク
おう。
次マサイが最後。
モトキ
じゃあ一択だね…
モトキと2人で
マサイのとこに向かった。

玄関の前までくると声がする。
シルク
もう入るか。
モトキ
だねー。
リビング前まできた。
マサイ
愛してる…
あなた

もう一回♡

マサイ
愛してるよ
あなた

もういっかーい♡

モトキ
小声)ちょ…
シルク
……汗
マサイ
あなた、愛してる。
あなた

っははははっ!
マー君だめ!ギブー!笑

マサイ
あなたの負けー!笑
あなた

イケメンすぎて見てらんない!笑

マサイ
あなたも可愛すぎて照れるわ!笑
あなた

次私ね!
マー君愛して……、あ。

ガチャ…
シルク
マサイが好きなの?笑
あなた

えーっと……

モトキ
マサイも飲みすぎね。笑
マサイ
でも、悪いのはシルクだろ?
このあとこってり
絞られた2人だった。

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