こうなったのは昨日のレッスン終わりの何気ない会話が原因。
昨日······
てなわけで、待ち合わせに2人呼んだは良いけどどっちから先に回るかで揉めてるんです。
そんなわけでまずは大輝君とショッピングDATEスタート。
店員『いらっしゃいませー、あ、大輝さんお久しぶりです!あなたさんも一緒なんですね!』
店員『ありがとうございます!今お持ちしますね!』
店内はシックな大人な雰囲気で洋楽も流れてて、流石大輝君セレクトって感じのお店。
置いてあるアイテムもシンプルな物からちょっと柄が派手な物まで沢山あって見ているだけでも幸せだ。
大輝君に渡されたのはシンプルな真っ白のノースリーブタイプのトップスとチェックのスキニー。
全く自分が選ばないような感じの服。
でも、こういうの憧れてたから嬉しいなぁ!
ポニーテールにしたら可愛いかも···。
私は簡単に髪型を高めのポニーテールにして着替えた。
グイッ
バタン!
自分でも一瞬何が起こったかわからなかったけど、今わかるのは、試着室に2人で入ってる事と、大輝君に抱きしめられてる事。
大輝君と私の唇の距離がゼロになりかけた瞬間
ピピピピー♪
あのままアラームがならなかったらどうなってたんだろ。
ドキドキしてる音がやけにうるさい。
大輝君は何を言いかけたんだろ。
考えつつも徹君のもとへ駆けだした。
続く。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。