第8話

気になる…?
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2018/02/18 10:29
貴也とLINEを交換してからというもの、私と貴也は一気に仲良くなった。
貴也(タカヤ)
はよっ!あなた!
あなた

はよー貴也ー。

朝会うと、必ず「はよっ!」と言ってくれる。
ガラッ
あなた

桜子おはよー

桜子(さくらこ)
おはよー!ねねねっ!貴也と仲良くなったんだってね!
あなた

そうそうっ、って、それ誰から聞いたの!?

桜子(さくらこ)
樹だよっ!
なんで樹知ってるんだろ…まあいっか。
あなた

そっか。そうそう、話して見たら意外といいやつでさぁ、話が弾んだんだよね笑

桜子(さくらこ)
そうなの!このまま付き合っちゃってもいいんじゃない?😏
あなた

はあ?何言ってんの!そんなんじゃないよー!

キーンコーンカーンコーン
先生
ほらー時間だぞー!
いつも通り、授業を受ける。
貴也も授業中かぁ。話したいなぁ。
ん?
なんで貴也のこと考えてる!?
桜子(さくらこ)
あなたー
あなた

な、なにっ

桜子(さくらこ)
あー、もしかして貴也くんのこと考えてたでしょー?
あなた

そ、そんなことっ!

桜子が話しかけてきたが、図星すぎて焦ってしまった。
桜子(さくらこ)
あっ、図星だぁー!
先生
ほらー!そこ!うるさいぞー!
あなた

あ、すみません…

桜子(さくらこ)
すみませーん。
桜子と話していたせいで、先生に注意されてしまった。
キーンコーンカーンコーン
先生
それじゃあ、今日はここまで
授業が終わった。
貴也(タカヤ)
あなたっ!ごめんっ!国語の教科書貸してくんねー!?
授業が終わった途端、貴也がきた。
あなた

えっ、貴也っ!?

私は貴也が突然きたので、とても驚いた。
貴也(タカヤ)
わりぃ、急いでるんだ!お願いっ!
そういって、手を合わせてきた。
あなた

わかったわかった!ちょっと待ってね。

貴也(タカヤ)
ありがとうっ!!まじあなた大好きっ!
あなた

言い過ぎだから笑

私はそういいながら、教科書を渡した。
顔が熱かった。
貴也(タカヤ)
ありがとっ!!!
そう言って、貴也は走り去っていった。
桜子(さくらこ)
あなた〜!
桜子が、ニヤニヤしながらよってきた。
嫌な予感しかない…
桜子(さくらこ)
貴也とめっちゃ仲良いじゃーん!
あなた

そんなことっ、ない!

桜子(さくらこ)
え〜またまたぁ〜そんなこと言ってさっき顔赤くなってたよ!
あなた

うっ…

図星だった。貴也とは最近喋るようになってきて、すごくいいやつで、ちょっと気になり始めている。
桜子(さくらこ)
あ、図星だぁ〜
でも、なんとなく認めたくなかった。
何故だか、この時は分からなかった。
今思えば、あの時の私の気持ちは、間違いじゃなかった。

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